薄毛予防のためにフィンジアをはじめとした様々なスカルプケア製品が開発されています。
症状によって髪が薄くなる原因は異なるので、的確な治療を行うことや体質に合った製品を使用するなどの工夫が必要です。
フィンジアはこれまでに無かった新しい成分を配合しているスカルプエッセンスとして、多くのメディアから取り上げられていますが、育毛効果のほかに薄毛を予防する効果はあるのでしょうか。
フィンジアが薄毛予防にも効果があるその理由は配合成分にあった
フィンジアに薄毛予防の効果が期待できるかどうかは、配合成分を見ることである程度分析することができます。
多くの場合髪が薄くなる原因とされているのはAGAと呼ばれる男性型脱毛症です。
AGAである場合は単に頭皮の血行を促進させるだけではなく、根本的な原因から絶ってしまわなければ症状を抑えることはできません。
つまりフィンジアに配合されている有効成分が、髪が薄くなる原因にアプローチするものであれば薄毛予防に効果が期待できるというわけです。
キャピキシルは薄毛の原因に直接アプローチする効果を持つ
その点で言えばフィンジアはまさに打ってつけと言える特徴を有しています。
フィンジアはキャピキシルという成分が配合されていることで有名ですが、このキャピキシルにはAGAの原因に直接アプローチする効果があります。
まずキャピキシルにはアカツメクサエキスという植物由来の成分が含まれており、こちらはAGAの原因となる5αリダクターゼという酵素を抑制する働きがあります。
さらにフィンジアにはヒオウギエキスも配合されています。こちらの成分も植物由来で5αリダクターゼの働きを抑制することができます。
5αリダクターゼはAGAを発生させる根本的な原因
薄毛予防のためにはAGAの発生を抑えることができる成分も必要であると言えます。
AGAは男性ホルモンであるテストステロンが毛穴から分泌される、5αリダクターゼと結びつくことで悪玉男性ホルモンDHTとなってしまいます。
このDHTによって髪を生成させるのに重要な、毛乳頭細胞が攻撃されてしまい脱毛が起こるとうわけです。
つまり5αリダクターゼはAGAの症状を発生させる根本的な原因であると言えるのです。
フィンジアは原因にアプローチし症状を緩和できる
しかしフィンジアにはこの5αリダクターゼによるDHTの生成を抑制する効果があります。
よって薄毛の原因を根本から抑えることが可能であると言えるでしょう。
もちろんフィンジアを使うことで症状を緩和することができるほか、予防にも効果を期待することができます。
フィンジアは薄毛予防にも効果的だが実感できるまでは時間がかかる
フィンジアを使った人の中には効果があったという人もいますが、効果がなかったという人もいるため全ての人に対して、効果があるとは一概に言えないという面もあります。
しかし言うなれば全てのスカルプケア製品が、必ず効果をもたらすとは限らないのでフィンジアが全く効果が無いと見切りをつけてしまうのは早計であると言えます。
フィンジアには髪を生やすスピードを高める効果は無い!?
フィンジアは薄毛を改善したり予防したりする効果が期待できるものの、髪の毛が早く伸びる効果があるというわけではありません。
主な主成分であるキャピキシルにはミノキシジルの3倍の発毛効果がある、とされているもののやはり髪の毛が早く生えてくるということはありません。
フィンジアは個人で安全に使用できるよう調整された医薬部外品であるため、効果が実感できるまで長期的に使用し続ける必要があります。
髪の毛はヘアサイクルに従って3ヶ月から4ヶ月ほどの時間をかけて生えてくる
また髪の毛にはヘアサイクルというものがあり新しく髪が生え抜けるまで、おおよそ3ヶ月から4ヶ月ほどの期間が必要となっています。
全ての髪はヘアサイクルに従って生えてくるので、フィンジアの効果が実感できるのも早くて3ヶ月過ぎた頃であると言えるでしょう。
さらに有効成分により弱った毛根が活性化して、そこから新しい髪が生えてくるまでの時間を考慮すると、ゆうに半年くらいの期間は必要であると考えられます。
フィンジアによる薄毛を抑制あるいは予防する効果が発揮されるまで、少なくとも半年くらいはかかると見積もっておくと良いでしょう。
効果が無い育毛剤もあるがフィンジアなら薄毛予防にも適している!
以上のようにフィンジアはキャピキシルやヒオウギエキスを配合していることにより、薄毛の予防にも効果が期待できると言えます。
とくにほとんどの薄毛の原因となる悪玉男性ホルモンは、頭皮の血行を良くしたくらいでは抑制できないので、フィンジアのように原因に直接アプローチできる製品がおすすめです。
市販で提供されている育毛剤やスカルプエッセンスは、それぞれ配合成分が異なっているため中には、AGAの治療には効果がない製品も存在します。
髪の毛が薄くなる原因はいろいろあるのですが、フィンジアはAGAの根本的な原因に作用する有効成分も配合しているので、髪に悩んでいるほとんどの人に効果が期待できる製品であると言えるでしょう。
薄毛予防のために育毛剤を使ったら抜け毛が増えることもあるって本当?フィンジアを使っても大丈夫?
フィンジアは薄毛予防にも効果的であると思われますが、育毛剤を使うと逆にハゲるという話を耳にすることもあります。
フィンジアなどのスカルプケア製品には髪を育てるための有効成分が配合されているのに、塗ったらハゲるなどということはありえるのでしょうか。
にわかには信じがたいことですが本当だったら、フィンジアにもその可能性があるのでは無いかと思えてきますね。
しかし、本来髪を生やすための育毛剤なのに、使用したら逆に髪が抜けたという口コミを見かけることも事実です。
以下では一見矛盾するようなこの現象にはどのような意味があるのか解説していきたいと思います。
抜け毛が増えるのは薄毛予防の第一歩!?フィンジアなどの育毛剤で起こる初期脱毛
育毛剤を塗ったら抜け毛が増えたというケースが存在するのは事実であるようです。
しかし、フィンジアのようなスカルプケア製品は髪を育てる効果を持つはずです。
では、どうして抜け毛が増えるというような現象が起きるのでしょうか。
そして、本当に抜け毛が増えるのであれああばどうすれば良いのでしょうか。
初期脱毛にはヘアサイクルが関係している!?
市販されている育毛剤を使った際に抜け毛が増える原因として、初期脱毛が起こっていることが考えられます。
初期脱毛とは育毛剤を使い始めた頃に髪が抜けることを指します。なぜこのような事が起きるのかというとそれにはヘアサイクルの乱れが関係しています。
ヘアサイクルとは髪の成長周期のことで、成長期→休止期→退行期の順に則って成長していきます。
頭皮が健康な状態である場合の髪の毛はこのヘアサイクルによって、発毛と脱毛を繰り返しています。
初期脱毛では弱った髪が抜けてその後に健康な髪が生えてくる
しかし、頭皮環境の悪化などでヘアサイクルが乱れてしまうと、現在まだ成長期の途中なのに髪が抜け落ちるようになってしまい、それによって抜け毛が進行してしまいます。
このような状態の頭皮にフィンジアなどの育毛剤を使うことで薄毛を改善させるわけですが、頭皮に塗布することによって当然ながら有効成分による効果が発揮されていきます。
頭皮環境が改善されヘアサイクルも整っていくのですが、いきなり健康な髪が生えてくるというわけではありません。
先ほども述べましたが髪はヘアサイクルに従って生えてきます。よってまずは弱った髪が先に抜けてその後により健康になった髪が生えてくるのです。
つまり初期脱毛は抜け毛が予防できていないのではなく、むしろ有効成分の効果が発揮され始めている兆候であると言えるでしょう。
フィンジアが体質に合わない人は薄毛を予防できないかも?
フィンジアなどの育毛剤を使うと脱毛が起きるという現象で考えられる原因は他にもあります。
それは体質に合わない製品を使用しているために薄毛が進行している場合です。
人によっては一部の食べ物でアレルギーを起こすことがあります。
それと同じように肌に合わない製品を使用することで、頭皮にダメージを与えてしまい脱毛が起こってしまうケースもあるのです。
成分が自分の体質に合わないために脱毛が起きるケースもある
育毛剤は多種多様な有効成分が配合されていることで、それぞれが頭皮に作用するという特徴がありますが、そのために成分のどれかが体質に合わない可能性もあります。
またエタノールといったアルコール成分が多く配合されている場合、その分頭皮への刺激が強くなっているので頭皮の乾燥、あるいはかゆみを引き起こし予防するどころか逆にハゲが進行する原因となることもあります。
乾燥肌または敏感肌の場合はノンアルコールなど頭皮に優しい育毛剤がおすすめ
ドラッグストアなどで販売されているシャンプーなどは、品質保持のためにアルコール成分が多く含まれています。
フィンジアを使っているのに脱毛が収まらないという場合は、普段使っているシャンプーや整髪料による刺激が原因となっているかもしれません。
とくに敏感肌または乾燥肌であるなら育毛剤だけでなく、シャンプーをはじめとした髪に使うものもノンアルコールや、無添加などなるべく刺激の少ない製品を選ぶようにしましょう。
自分の薄毛の原因とフィンジアの作用が合ってない場合も予防するのは難しい
このようにフィンジアなどのスカルプケア製品を使っても、逆に薄毛が進行してしまうというのもありえないことでは無いのです。
さらに育毛剤を使用して髪が抜ける原因として考えられるのが、薄毛の原因となる症状に成分の効果が合っていないというケースです。
お腹が痛いのに目薬を使っても意味が無いように、原因に作用する効果を持たない育毛剤を使っていては、いくら塗っても脱毛を予防することはできません。
原因に作用する育毛剤を選ばなければ有効成分の効果も発揮されない
脱毛が起きる原因は決して一つではありません。
頭皮での皮脂や男性ホルモンの過剰分泌、また血行不良や精神的なストレスによる髪の栄養不足といったものまで様々です。
さらに育毛剤と言ってもフィンジアに代表されるスカルプエッセンスや、リアップのような医薬品に近いものなど様々な製品が存在します。
それぞれの製品には男性ホルモンの生成を抑える作用を持つものがある一方で、単に血行を促進させる作用のみであるなど特徴を持ちます。
ですから、長期間使っても抜け毛が減らないという場合はフィンジアだけでなく、他の育毛剤にも目を向け脱毛の原因に合ったものを選ぶ必要があると言えます。
AGAが原因である場合は男性ホルモンを抑制する育毛剤が必要
とくに脱毛が起きる原因がストレスや血行不良によるものではなく、AGAによるものである場合は単に育毛剤を使用するだけでは改善できない可能性が高いと言えます。
AGAは男性型脱毛症とも言われるのですがその原因は、ズバリ男性ホルモンの一種であるDHTです。
このDHTを抑制しなければ脱毛が進行していきますので、頭皮にいくら栄養を与えても症状が改善されることはありません。
AGAでは頭皮で5αリダクターゼという酵素がテストステロンという男性ホルモンと結びつくことで、より強い男性ホルモンのDHTに変性することで脱毛が引き起こされます。
よって5αリダクターゼやDHTを抑制する効果を持つ育毛剤を選ばなければどんどん脱毛が進行していくのです。
フィンジアにはAGAに効くキャピキシルが配合されている
しかし先程もご紹介したようにフィンジアには5αリダクターゼを抑制するキャピキシルが配合されています。
よって原因がAGAである場合でもフィンジアであれば、男性ホルモンによる薄毛を予防できる可能性があると言えるでしょう。
抜け毛の原因がAGAであるならフィンジアを使っても、逆に症状が悪化する心配はほぼ無いと思われます。
フィンジアで確実に薄毛を予防したいなら体のメンテナンスも心がけよう
フィンジアは5αリダクターゼを抑制するキャピキシルが主成分となっているので、AGAが原因で悩まされている方には薄毛予防に最適な製品であると言えるでしょう。
ただし、フィンジアはあくまで化粧品ですので、医薬品ほど強い効果を持つわけではありません。
よって、血行不良を改善するマッサージをしたりバランスの良い食事を心がけたりと、髪が成長しやすい環境を作るための工夫も不可欠となります。
フィンジアを使うのはもちろんですが、体をメンテナンスすることも大事な要素です。
薄毛を確実に予防するためにも原因の把握や、体のコンディションについてしっかりと管理をしていくようにしましょう。