近年スカルプケア製品の種類がより多様化してきており、革命的な製品も続々と売り出されています。
中でも2015年に発売されたフィンジアは、発売してから半年も経たずに売り切れが頻発し、入手困難な人気商品として話題になりました。
レビューでも常に高い評判を獲得しており、ユーザーからの支持はまさにうなぎ登りといったところでしょうか。
しかし従来の製品の方が安心できるという方もいらっしゃると思います。
今回は高い人気を集めるフィンジアと昔からテレビCMでおなじみのリアップを比較してみたいと思います。
フィンジアとリアップに配合されている主な成分を比較
薄毛に悩む人にとって使用する育毛剤の効果は非常に大切な要素です。
購入するならやはりより効果が高い方を選びたいと思うのは当然であると言えます。
ここではフィンジアとリアップに配合されている成分から効果を比較してみたいと思います。
カプサイシンが毛穴を開き有効成分を奥まで浸透させる!
フィンジアに配合されている主な成分はキャピキシル/ピディオキシジル/カプサイシンです。
そしてリアップではミノキシジルが主な配合成分となっています。
フィンジアではゲートアクセス理論によりまずカプサイシンで頭皮の毛穴を開き、そこから毛根まで発毛効果を持つキャピキシルとピディオキシジルを届けるという仕組みになっています。
リアップで使われているミノキシジルは、血管を拡張させ頭皮の血行を増加させることで発毛に関わる毛乳頭細胞に栄養を届ける効果を発揮します。
ミノキシジルには肝機能低下などの副作用が出る可能性が
ここまでだとそれぞれ有効な育毛成分であり、どれを選んでもみんな同じように見えると思います。
しかし問題は発毛効果があるとして使用されている成分が持つ副作用です。
実はミノキシジルはもともと高血圧の患者に処方されていた薬であり、その副作用として毛髪が増加することが発覚し育毛剤に使われるようになりました。
しかしその他にも低血圧をはじめ肝機能の低下、かゆみや発疹などの肌トラブルといった副作用が発生する可能性があります。
ミノキシジルにあった副作用がキャピキシルとピディオキシジルには無い!
対してキャピキシルとピディオキシジルには、ミノキシジルが持つような副作用は一切ありません。
さらにキャピキシルは副作用が無い上に発毛効果はミノキシジルの3倍であるとされています。
またミノキシジルは吸収されにくいというデメリットがあるのですが、ピディオキシジルはより吸収率が高くそれでいて同等の発毛効果を持っています。
以上のことから効果と安全性に関してはキャピキシルとピディオキシジルを配合している、フィンジアの方がリアップよりも期待できるのでは無いかと思われます。
フィンジアとリアップの価格から比較をしてみる
薄毛を改善するには毎日の努力が必要不可欠であると言えます。
フィンジアとリアップのどちらも、毎日使用していかなければ発毛効果を得ることができません。
つまり定期購入する必要があるわけで、そうなるとやはり気になるのはコストによる金銭的負担です。
ここではフィンジアとリアップの価格を比較してみたいと思います。
それぞれの最安値価格を比べてみると?
まずフィンジアですがこちらは公式サイトで、一本につき通常価格12,800円で購入できます。
しかし公式サイトから申し込める定期コースを利用すると、1本あたり2,820円お得な9,980円で購入できます。
続いてリアップですがこちらは市販だけでなく色々なネットショップから購入可能です。
またシリーズごとに分かれているのですが、最新シリーズのX5プラスの価格で見た場合ネットショップを比較したところ6,796円が最安値でした。
価格が安くても実際に使用する際にはデメリットになることも
フィンジアは市販で購入できず公式サイトからでしか入手できないのに対し、リアップはより安いお店を選んで購入することができます。
また販売しているネットショップによっては、楽天市場のようにポイントやクーポンを使えるところもあるので、上手く利用すればコストの削減に繋げることができます。
単純なコストの比較ではフィンジアよりもリアップX5プラスに軍配が上がっていると言えるでしょう。
しかしフィンジアが公式サイトでしか購入できないからと言って、完全にデメリットであると判断することはできません。
なぜならネットショップからの通販では、いつ入荷したものが提供されるかわからないので、完璧な品質管理がされている状態のものが届かない可能性もあるからです。
公式サイトからの購入は品質が保証されているなどサポートが手厚い
対して公式サイトからの購入はメーカーのサポートが手厚いというメリットがあります。
フィンジアはメーカーが品質管理した上で届けますので、常に完全な新品の状態で使用することができます。
製品の劣化が免れない以上時間が経っていると、配合されている有効成分の状態も万全でない可能性があります。
頭皮に充分な栄養を与えるためにも、有効成分が新鮮であるに越したことは無いので、その点を考慮するのであれば、フィンジアがリアップに比べて多少コストがかかるとしても決して無駄ではないと言えます。
フィンジアかリアップどちらが自分に合うか充分な検討を
育毛製品が欲しいけれど迷っている人も、まだまだ多数いらっしゃることは確かです。
とりあえず育毛剤を購入しようと思っても、種類が非常に多くて迷ってしまうのも仕方が無いと言えるでしょう。
しかし育毛製品を選ぶ上で大切なのはやはり効果と品質、そして体質に合うものを選ぶことであると言えます。
コストと相談し成分と副作用なども把握した上で、継続して使用できるものを選ぶようにしましょう。
その点で言えば上記でご紹介したようにフィンジアは、リアップのように副作用の心配が無く安心して使用できます。
さらにフィンジアは効果が実感できなくても返金保証制度が利用できますので尚安心です。
初心者の人も無理でなければある程度妥協せず、まずは品質重視で育毛製品を選んでみてはいかがでしょうか。
続けるのに向いているのはフィンジアだけどリアップの育毛効果も気になる
サポート面から見ても、使い続けやすいのはフィンジアの方であると言えるでしょう。
とはいえ、テレビCMでも宣伝していたとおり、リアップは唯一発毛効果が認められた製品でもあります。
ミノキシジルによる副作用の心配はあるものの、具体的にどのような発毛効果を持つのか気になるところでは無いでしょうか。
ミノキシジルはAGAに効果が期待できる成分
フィンジアはキャピキシルとピディオキシジルを最大量配合しているという特徴がありますが、リアップは通常医薬品として扱われているミノキシジルを配合しているにも関わらず、市販されている数少ない育毛製品です。
その効果はフィンジアと同じく、AGAに対して高い育毛効果や発毛効果が期待できます。
フィンジアとどのように効果が異なるのかより詳しく!
AGAは男性ホルモンを抑制しないと改善できないので、全ての育毛剤が効果を発揮できるとは限りません。
その中で、フィンジアのようにAGAに効果が期待できる製品、というのはある意味無視できない存在では無いでしょうか。
そこでフィンジアとどのような違いがあるのかより詳しく知るために、リアップの持つ効果についてより詳しく見てみることにしましょう。
フィンジアには無いリアップの効果!ミノキシジルは新しい毛細血管を作る
次世代成分と言われるキャピキシルを配合していることから、AGAに悩まされている多くの人に人気のフィンジア。
しかし、それ以前にはAGAに唯一効果を発揮するとまで言われたのがミノキシジルであり、それを主成分としているのがリアップです。
つまり、AGAに対して効果を発揮する育毛剤の元祖と言っても良い存在でしょう。
フィンジアのピディオキシジルと同じく優れた血行促進作用がある
多くの育毛剤には血行促進作用を持つ成分が配合されています。
フィンジアにもピディオキシジルやセンブリエキスなどの優れた血行促進作用を持つ成分が入っています。
フィンジアと同じく、リアップも血行促進作用を持つ成分が入っています。
主成分となるミノキシジルは、血管を拡張して血液の流れを良くするという作用があります。
単に血行を促進するというのなら他の育毛成分と同じだと感じますが、ミノキシジルには他の成分には無い特徴があります。
ミノキシジルは新しく毛細血管を作り出す能力を持つ!
ミノキシジルが他の育毛成分と明らかに違うのは、血管を拡張するだけでなく新しい毛細血管を増やす作用があるという点です。
通常の育毛剤に含まれるような成分の効果は、あくまで既存の血管の血流を促すものです。
一方で、ミノキシジルは毛根に繋がる毛細血管を新しく作り出す力も有しています。
髪の毛は毛根から毛細血管に流れる血液から、栄養を吸収することによって新しい髪の毛を作り出します。
血行を促進することで硬くなった頭皮を柔らかくして栄養を届ける
そのためミノキシジルは既存の育毛成分よりも、毛根へ栄養を届ける力が強いと言えるでしょう。
薄毛が進行している頭皮は血行不良を起こしている場合がほとんどです。
血行不良が起きているのは、血管が細くなったり硬くなったりしているためです。
ミノキシジルは血管を拡張させ新たに毛細血管を伸ばして、作り出すことで血の巡りを良くし硬くなった頭皮を柔らかくします。
そのため、毛根へ栄養が届きやすくなり結果的に発毛が促されるというわけなのです。
リアップの主成分ミノキシジルはヘアサイクルにも影響する!フィンジアのように抜け毛も予防できる?
フィンジアとは異なりますが、リアップに配合されているミノキシジルは他にはない血行促進作用があるために通常よりも大きな効果が期待できると考えられます。
とくに、新たに血管を作り出すというのは、いくらフィンジアでも出来ない芸当ですね。
この点からも、ミノキシジルが医薬品指定される所以がわかるというものです。
さらに、ミノキシジルは抜け毛を予防する効果も期待できるとされていますので解説していきましょう。
ヘアサイクルの乱れが髪の成長に大きな影響を与える
髪の毛は成長して抜け落ちるという周期を繰り返しており、この一連の周期はヘアサイクルと呼ばれています。
薄毛はこのヘアサイクルが乱れることによって引き起こされます。
たとえば、AGAの場合は5αリダクターゼによって男性ホルモンがDHTに変性した後、毛根にある毛乳頭細胞へDHTが脱毛因子を生成するように促します。
それによって、成長が妨げられヘアサイクルが乱れるために、髪の毛が抜けやすくなってしまうというトラブルが起きるのです。
血管を拡張するだけでなくヘアサイクルの乱れにも作用する
ミノキシジルは血管拡張効果が主に目立っていますが、その効果は単に毛根へ栄養を届けるだけではありません。
毛根へしっかりと栄養が届くようになるとヘアサイクルの乱れによって、髪の毛を成長させる機関を持つ毛包を大きく成長させることができます。
それにより、ヘアサイクルを正常に戻して、弱った髪を太く長く成長させることが可能となります。
つまり、ミノキシジルは強力な血行促進作用によって、ヘアサイクルにも変化を与える作用を持つと言えるのです。
ミノキシジルの効果が大きいならフィンジアとの併用も期待できる?
以上のように、リアップの主成分となるミノキシジルには、確かな効果があることからAGAなどの厄介な症状には有効であると考えることができます。
フィンジアと併用することで、より効果を発揮するとも考えられますよね。
ただし、ミノキシジルは先に述べたとおり、血管を作り出すほどの強い作用を持つので、副作用が心配される医薬品でもあります。
たとえば、心臓や血圧に何らかの疾患が現れている場合などは使用を控えましょう。
フィンジアとの併用も一応アリ!ただし予め医師に相談を!
使用に問題の無い方であれば、フィンジアとの併用も選択肢の1つとして入るでしょう。
フィンジアは、ほぼ副作用の心配が無い製品ですので、リアップと交互に併用することで副作用のリスクをより減らせる可能性があります。
最も副作用の影響を受ける可能性が高いのは内服薬のミノキシジルですので、外用薬として利用できるリアップならばより副作用のリスクも減らせるかもしれません。
ただし、医薬品には変わりないのでフィンジアと併用する場合は、薬剤師や医師に必ず相談した上で使うようにしてください。